企業として森林への取り組みを始めたい。

そのためには、「なぜその企業が森林への取り組みを行うのか」
社内を説得し、ステークホルダーや消費者へのプロモーションを行うためにも、その企業の特徴と、社会的背景から企業と森林の関わりを明確に理解していなければいけません。

例えば、

ある飲料メーカーは、
水資源を使用しているので水源の森づくりを行っている。

あるエネルギー会社は、
エネルギーを生産・使用するときにCO2を排出するので森を育てている。

自然資源から商品を生産している企業、
環境への負荷を促進してしまう企業。

このような企業にとって森林への取り組み理由は非常に分かりやすく、明確です。
そして、実際にこの2社は企業ブランドイメージを高めるためのプロモーションとして森林への取り組みを積極的にPRしています。

しかし、森林は綺麗な水を安定供給する、空気を浄化させる、生命を育む、木材・紙資源を供給する、保健休養など、多様な機能を果たしているため、企業と森林との関わりを紐解くと、ほどんどの企業が森林となんらかの関わりがあることがわかります。

例えば、水・紙・電気を全く使用しない企業はありません。
原料や商品の輸入・輸出、また国内での物流でも膨大なエネルギーが使用され、大量のCO2を排出しています。

また企業の社会的責任においても、私たちの暮らしを支えている森林を守るといった、国内外の社会が求める企業としての役割にも応えなければいけません。

今後は、こうした企業と森林との関わりを社会的な動向も交えながら一つずつ紐解いていきますので、企業として森林への取り組みを考えている方のお役に立てればと思います。