寄り合いひろば

森林と里山の保全・有効活用を本気で考えるブログ
S.P.FARMが提供する当ブログは、 森林を取り巻くさまざまな立場の方々とつながり、森林と里山の保全・有効活用を実現する「寄り合い」の場です。
S.P.FARMは 都市と農村、企業と森林をつなぎ、新しい “森林活用のかたち”をご提案することで、 日本の森林・里山を有効的に活用する新しい社会システムの構築をめざします。
  「企業との連携による森林再生・活用プロジェクト構想」http://www.sp-farm.com/moriduku.html(S.P.FARMのHP内)も是非ご覧ください。
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体制やシステム強化より、人づくりを
ここ数年、企業、行政関連団体、教育機関等様々な分野の事業体による不祥事や事件(事故)が増えてきていると感じているのは私だけでしょうか?もちろん、報道は良いことよりも悪いことを取り上げる傾向が高いということは承知しておりますが、それを差し引いたとしても、それだけ取り上げるネタがあるということは事の重大さの大小はあれど、やはりそれだけの不祥事や事件が起きているのは事実なのだと思います。
その中で、特に社会的影響力の大きな事業体の多くは何度となく謝罪会見等を開き、発生の原因やその対(応)策について説明していますが、大方最後は「今後は、このようなことが起きないためのチェック体制を強化する」、「新たなチェックシステムを構築する」、「第三者による改善対策委員会等を設立する」etc・・・等“体制改善(強化)”や“新たな管理システムの導入”を以ってことの解決にあたると言って会見の幕引きをすることが多いように思います。

一見すると、“再発防止のため対策が取られるのであれば大丈夫”と安心、納得したいところではありますが、昨今は、取られたはずの対策がほとんど機能せず、再発あるいは新たな(もっと根深い)問題が発覚することも珍しくなくなってきているように思えます。
でも、何故そんなことが起きるのでしょうか?
そもそも経営陣にそれだけの管理能力が無かったということなのでしょうか。あるいは事業体の規模が拡大したことで効率重視(=コスト削減)が常に求められ、また責任の所在が分散し、全体を管理、ハンドリングできなくなっているということなのでしょうか。
いずれにしても、再発を防止するための新たな”体制“や”仕組み(システム)“をつくれば、不祥事や問題は起こらないはずだという経営陣の強い思い込み(すがり付くような希望が)あるように思えます。
ただ、いくら万全を期した体制や仕組みを構築しても、それを運用・管理する能力が足りなかったらどうでしょう。
「いやそんなことは無い!うちには優秀な部下がたくさんいる」と信じたい気持ちはわかりますが、その体制や仕組みを十分に運用・管理できるような教育を経営者自身が行ってきたのでしょうか?あるいは、少なくともしっかりと見続けてきたのでしょうか?

事業体にとって一番大切な人材育成(教育)も、誰かがつくった体制や仕組みの中で行われてきたのであれば、日々変化する社会動向の中で、その事業体にとって本当に必要な能力を持った人が育成されているのだろうかという猜疑心を持つこと、あるいはそれを確認することが経営陣には必要なのではないでしょうか?
「そんなこと、小さな事業体の経営者であればできるかもしれないが、大所帯の事業体の経営者には他にやることが山ほどある!」、「社内にできる人材がいなければ他から引っ張ってくればいい!」と反論する方もいるかと思いますが、人は知識や経験、技術の有無だけではなく個の事情や感情で心が様々な方向に揺らぐものです。その心の揺らぎが(故意・過失に関わらす)判断を誤り不祥事や問題を起こしているとも言えます。事業体(組織)を機能させていくためには体制や仕組みづくりは勿論必要です。故に、理想的な体制や仕組みを掲げ、そこに無理に人を括りつけるのではなく、その事業体(組織)の中でどのような能力を持った人が必要なのかということを確認し、そのための“成長が見える人づくりのあり方・かたち”を構築することが重要なのだと思います。経営陣が心から自分達(個人)を大切に育てようとしていること、システムよりも人づくりを重視していることが実感できる事業体になれば、不祥事や問題は減っていくものと思います。人材不足である時代だからこそ、“人づくり”とはどういうことなのか真剣に見直す必要があるのです。
| spfarm | - | 15:15 | comments(0) | - | - | - |









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