寄り合いひろば

森林と里山の保全・有効活用を本気で考えるブログ
S.P.FARMが提供する当ブログは、 森林を取り巻くさまざまな立場の方々とつながり、森林と里山の保全・有効活用を実現する「寄り合い」の場です。
S.P.FARMは 都市と農村、企業と森林をつなぎ、新しい “森林活用のかたち”をご提案することで、 日本の森林・里山を有効的に活用する新しい社会システムの構築をめざします。
  「企業との連携による森林再生・活用プロジェクト構想」http://www.sp-farm.com/moriduku.html(S.P.FARMのHP内)も是非ご覧ください。
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森林施業プランナーへの新たな期待
2018年2月19日、20日の日程で『森林施業プランナーシンポジウム』が開催されました。本シンポジウムは、主たる対象を認定森林施業プランナーとしながらも、これから認定森林施業プランナーを目指す者や森林総合監理士(フォレスター)、林業普及指導員、その他林業の成長を目指す様々な主体者が一堂に会し、全国で活躍する森林施業プランナーの活動事例や抱えている課題、今後の役割等について広く情報・意見交換する場として毎年開催されています。
今年は、森林施業プランナー育成研修が開始されて10年となり、また森林施業プランナー認定制度が確立されて5年が経過し、これまでに1,725名(2月19日時点、平成29年度の新規認定、更新者数は含まず)の認定森林施業プランナーを輩出しています。

実は、この10年の研修と5年の認定制度の積み重ねの意味は非常に大きく、優秀な森林施業プランナーが全国各地で活躍していることが、当シンポジウムでの活動報告を聞いてもはっきりとわかります。森林施業プランナーの主たる役割は、森林経営計画の作成と実行管理、提案型集約施業の推進等ではありますが、様々な方々に個別に話を伺いますとそれらの業務域に限らず、組織運営の推進役、業務全体の管理者、さらには経営管理者として活躍している方々も増えてきています。世代交代が加速し、認定森林施業プランナーが組織運営の中核を担う者になってきているのです。

また、今年のシンポジウムで大きな話題となったのが、森林環境税(仮称)と森林環境譲与税(仮称)並びに新たな森林管理制度(システム)です。この大きな制度改革の中で、森林施業プランナーがどのような役割を担っていく必要があるのかということです。
本制度においては、市町村(地域)単位における森林管理や森林整備に係る施策の拡充・強化が要請されるわけですが、市町村(地域)の中で誰が実際にそれを遂行・管理していくのかというと、やはり地域にしっかりと足が根付いている森林施業プランナーに他ならないのではと個人的には思っていますし、期待もしています。これまで森林施業プランナーは森林所有者への営業担当窓口、あるいは森林所有者の代弁者とも言われてきましたが、これからはファイナンシャルプランナー的なコンサルタントに近い業務まで担うことになってくるだろうと思っています。それを考えると、森林施業プランナーの認定制度の仕組みや体系も変えていく(例えば、コンサル等ができる上級プランナー制度の確立や育成体系の確立等)必要があるかもしれません。いずれにしましても、森林施業プランナーは、社会情勢の変化や地域のニーズに対応できる地域林業の成長に向けた中核的推進者としてその役割を担っていただくことになるのだと思います。いや、担っていただきたいと願います。これは森林施業プランナーに課せられた負担ではなく、林業の成長産業化ひいては森林施業プランナーの社会的地位の向上に向けた大きなチャンスだと思っています。

そしてまた、我々も単に外野から応援するだけではなく、それらの状況に対応すべく人材の育成や、新たな能力向上に向けた様々なプログラム開発、サポートメニューの拡充、提供、フォローアップに努めていく必要があると考えています。
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