日本の森林・林業再生の担い手として期待される森林総合監理士(通称フォレスター)と森林施業プランナーを育成する事業が、それぞれ6年目、10年目を迎えております。

両者とも、林野庁の委託並びに補助事業ということもあり、それぞれ独自の育成事業が行われてきました。一方で、担い手として活躍を期待されている方々が活動する現場は、役割こその違いはあれ同じ管内であることが多いはずです。双方の連携が必要であることは、それぞれの研修の中でも共有・確認されています。ただ、現実的にはそれぞれの業務をそれぞれがまっとうしようとするだけで、連携や協働のかたちがとられている事例はまだまだ少ないと言えます。

そこで、当該事業に関連してきた有識者と一部のフォレスターが有志で音頭取りをして、フォレスターとプランナーの連携・協働の機会を促すための気づきの場として「フォレスター&プランナー ギャザリング」を昨年10月に岐阜県高山市で開催しました。第39回育樹祭や林業機械展の開催日程にぶつけたことで、フォレスターやプランナー、現場技能者、林野庁関係者、大学関係者等異種多彩な方々が参加しました。第1回目で時間も十分に取れませんでしたが、ワールドカフェ形式をとったワークショップは好評で、それなりの手ごたえもありました。

とあれば今年も・・・ということで、第2回目のギャザリングが開催されることになりました。今年は10月10日(月・祝)の体育の日の午前中に京都府福知山市で、フォレスターやプランナーの活動事例の発表やワールドカフェによる意見交換を中心としたプログラムが、さらにサイドイベントとして前日の9日(日)の夕方から、京都駅付近でドイツのフォレスターとの意見交換会等が行われる予定です。どちらのイベントもフォレスターやプランナーの認定の有無に関わらず、関心のある方でしたらどなたでも参加できることになっています。内容としても全く敷居の高いものではありませんので気軽に参加できます。また、今年も育樹祭と林業機械展の開催日と合わせてありますので、そちらに行かれる予定の方々でしたらなおさら参加しやすいものと思います。普段あまり話す機会が無い森林・林業関係者の方々とも出会えるチャンスかもしれませんので、是非とも多くの方々にご参会いただければと思います。特に地域でフォレスター業務あるいはプランナー業務に携わる方々には得るものが多いことと思います。私自身も全日程というわけにはいかないかもしれませんが参加する予定でおります。

詳細並びに参加者申し込みは、こちらをご覧ください。なお、当社HPのイベント掲示板にも掲載しておりますので、合わせてご覧ください。
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