5月に記載しました寄り合いでは、「JLC伐木チャンピオンシップ」は日本のチェーンソーマン、さらには林業への新規就労を目指す多くの方々に夢と希望を与える素晴らしい場、機会になると述べさせていただきましたが、実は本大会はもっと大きな可能性をもっていると私は思っています。本大会は今年でまだ2回目ということもあって、林業関係者の中でも一部の方にしか認知されていないというのが実情です。大会会場にはいくつもの展示ブースが並んでいますが、そのほとんどはチェーンソー等の機械や現場技能者が使用する製品関連のものばかりです。来場する方々もやはり関係者が多く、一般の方はまだまだ少数と言っても過言ではありません。たまたま訪れた一般の方からは、「競技を実際に見ると、どれも迫力があって面白い」という声が聞かれるも、「一般の人や子供たちも楽しめるイベントやブースなどが無いとわざわざここまでは来ないかも・・・」という冷ややかな意見もありました。

そういうことでしたらいっその事、「JLC伐木チャンピオンシップ」を地域ぐるみのお祭りにしてしまうというのはどうでしょう。勿論それは容易なことではありません。でも今回の大会は青森県や青森市、その他地域の有力団体等の協力を得ていると聞いています。だとすれば、例えば県内や市内で「木育」や「木工クラフト」、「アウトドア・クッキング教室」、「自然観察会」等を行なっている団体に声をかけて出展、あるいはワークショップを開催してもらったり、競技が行われていない時間帯には、ステージ上でコンサート等を開催するなんてこともできるのではないかと思います。地元の多様な方々が関わり、様々なイベントが開催されれば、おのずと宣伝効果も高まり一般の来場者も増えます。人が増えれば経済効果も期待できます。そのような中で本大会が開催されれば、競技のみならず林業やチェーンソーマンに対する関心も高まるはずです。

林業は改革が遅れている産業、改革が難しい産業と言われていますが、もしかしたらそれは林業に携わっている人たちがそうさせてきたのかもしれません。だからこそもっと外に向かっていく、外の人たちの力を借りて林業に目を向けてもらう機会を創っていくことこそが大切なのだと思います。「JLC伐木チャンピオンシップ」はまだ始まったばかりです。今はまだ、競技大会として安全かつ厳格に運営していくことが最大のミッションなのかもしれません。地域をあげてのお祭りとなればプロデュースするのも大変です。でも「JLC伐木チャンピオンシップ」は出場選手も観客も楽しめる一つのエンタテインメントに成り得ます。そして必ずや林業改革の切り札にしていくことができるはずです。少し時間はかかるかもしれませんが、それが実現できるよう皆で力を合せて新たな道を切り拓いていければと願っています。

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