寄り合いひろば

森林と里山の保全・有効活用を本気で考えるブログ
S.P.FARMが提供する当ブログは、 森林を取り巻くさまざまな立場の方々とつながり、森林と里山の保全・有効活用を実現する「寄り合い」の場です。
S.P.FARMは 都市と農村、企業と森林をつなぎ、新しい “森林活用のかたち”をご提案することで、 日本の森林・里山を有効的に活用する新しい社会システムの構築をめざします。
  「企業との連携による森林再生・活用プロジェクト構想」http://www.sp-farm.com/moriduku.html(S.P.FARMのHP内)も是非ご覧ください。
<< 山離れの実態を目の当たりにして | main | キープ協会との連携事業での成果 >>
講師力が足りない
森林・林業の人材育成や企業等の環境教育に長年携わる中で、特に研修の実践の場に立つことが多いというのが当社の特徴でもあります。ファシリテーター、講師、運営者(事務局)、研修の調査員等、その関わり方は様々です。そして様々であるからこそ色々なことが見えるようにもなってきました。

その一つが講師力です。特に森林・林業の分野においては講師、講師力が圧倒的に不足しています。現在、森林・林業分野の各種研修の講師は、大学の先生、関連研究所の職員(有識者)、林野庁職員、都道府県職員のOB、林業事業体の技能者等様々です。いずれの方々も、ある分野における専門的知識、技術を持っている方々です。

ただ、それを上手く人に教えられているか、伝えられているかというと、残念ながら出来ていないという方々が少なからずおります。勿論その中には、自身の講師力の無さを自ら認識し、常に工夫・改善しようと努力している人もいます。その一方で、研修生が学べていない、理解していないにも関わらず、それに気づかず、あるいは気にもせず自分のやり方、ペースで淡々と講義や演習・実習を進めている方々もいます。さらには休憩や質疑応答の時間も取らず予定の時間を目いっぱい、ひどい場合は持ち時間をかなり超過して一方的に教え込むスタイルで講義等を行う方もいます。それでは明らかに研修生のモチベーションが下がり、いったい誰のための何のための研修なのか疑問を抱かずにはいられなくなります。これは大きな問題です。研修生からしてみれば講師はとても大きな存在であり、そこで学んだことがその方の将来を大きく変えることだってあります。それだけ講師の役割と責任は重いとも言えます。

では、実態としてどこに問題があるかと言うと、研修生を気にかけない講師が講義等を行っていたとしても、他に適当な講師がいないのでその方に頼まざるを得ない状況(特に地方)にあることや、今まで長きに渡ってその方(あるいは特定の部署に代々)依頼してきたので他の方にお願いできないという風潮(力関係)があることです。何より一番の問題は、講師力をチェックし、改善点等を指摘・促す機能が無いこと(言いかえれば、講師は偉い方なので、他人がとやかく指摘をすることはご法度という風潮があること)、そして講師が本物の講師力を身に付けるための機会や仕組みが不十分、不足していることにあると思います。これは、改善の必要のある講師のみならず、自ら講師力を身に付けようと前向きに努力している方々にとっても大きな問題です。

日本の森林・林業の分野における人材育成に本腰を入れて取り組み始めたのはこの数年ですので、仕方のないことなのかもしれませんが、そろそろ“講師力の向上”を念頭に置いた講師(指導者)の発掘と育成(改善)にも力を注いでいく必要があると思います。ただこれは、非常に労を要する仕事になります。それこそ産官学が上手く連携し合うことでしか成し得られないかもしれません。

昨今、その産官学の連携の流れが見え始めている?ようにも思います。当方など微力な存在ではありますが、何かが起きるかもしれません。一石投じてみたいと思っています。
| spfarm | - | 09:50 | comments(1) | - | - | - |
はじめまして。

田原と申します。

このサイトを拝見し感想を言います。

森林と里山の保全・有効活用を本気で考えるならば「ボランティア」や「森林関係者の話」を聞いたりしても
森林の分野では「役に立たない」と言うのが実態だと思います。

それより「木材を利用した木造建築」を、少しでも多く作ることだと思います。

現在の木造住宅の建築数は、RCや鉄骨、2×4及びその他の構造に比べ
多いとは言え、年々減少しており「それらに関する国産材」の使用数量も
減少しています。

その一員にあるのはわが国の大学教育で「建築学に木造の教育が無い」事が
重要な問題なのです。

さらには近年の大学に「森林学や木材工学」等の木に関する名前の学科が
無くなっているのです。

そのため、木造建築の根幹をなす「設計者」が無知なため、自分の経験が有る
鉄骨造やプレハブ等で建築する「安直な建築業界」になっています。

これは「阪神淡路大震災」以後の建築業界の流れで「木造の耐震性能」の計算は
建築士(設計者)では習っていないので「良く分からないから」適当に
ごまかしておこう・・・となっている場合が多いのです。

これは「森林関係の木材会社が作る木造住宅」に多い事や、デザイン専門の
建築士(建築家?)の見栄えのする家も同様に「耐震的に計算して転倒していない」
のです。

やはり木材工学(材料工学)や構造力学を融合した
「木質構造学」を設立し
大学教育で義務化しなければ、大地震等の災害のたびに「人命」に関わる
大きな被害が発生し「やはり安全な鉄筋コンクリートの方が良い」と言う人が
出てくると思います。

そこで当方の様な「木造専門の構造技術者」が必要なのですが、全国でも非常に
少ないのが現状です。

とにかく「森林の活性化」では、木造建築が「木材の需要の7割以上」使用し
それが、森林の活性化となり森林関係者の収益にも繋がるのです。

ですから「建築業界の実態を」知る事からはじめなければ「森林問題」の解決には
繋がらないと思います。

森林側(出発点)よりも建築側(終着点)からの問題定義を知り、その対策を
真剣に考えた方が「森林」を活かす事の方法が見えてくると思いますよ。


**************************************************
木 構 造 建 築 研 究 所  田 原
(大阪工業大学大学院 建築学科 客員教授) 
     代表 : 田原 賢
**************************************************
| 木構造建築研究所 田原 | 2014/11/20 1:22 PM |









     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< September 2017 >>
◆ 新着記事
◆ コメント
◆ カテゴリー別
◆ バックナンバー
◆ プロフィール