寄り合いひろば

森林と里山の保全・有効活用を本気で考えるブログ
S.P.FARMが提供する当ブログは、 森林を取り巻くさまざまな立場の方々とつながり、森林と里山の保全・有効活用を実現する「寄り合い」の場です。
S.P.FARMは 都市と農村、企業と森林をつなぎ、新しい “森林活用のかたち”をご提案することで、 日本の森林・里山を有効的に活用する新しい社会システムの構築をめざします。
  「企業との連携による森林再生・活用プロジェクト構想」http://www.sp-farm.com/moriduku.html(S.P.FARMのHP内)も是非ご覧ください。
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人の五感に通じる木の使い方を
 先月のこと、久々に仕事以外で地方都市を訪れました。行った先は石川県金沢市。歴史と工芸文化が色濃く残る街です。中でも日本の3名園の一つに数えられる兼六園は、やはり誰もが賞賛するだけあって素晴らしい庭園です。四季の移り変わりを考え、時間をかけてゆっくり創ったのだろうと想像できます。その兼六園と隣接した場所に「成巽閣(せいそんかく)」という建物があります。「成巽閣」は、1863年に加賀藩13代藩主前田斉泰がその母の隠居所として建てたもので国の重要文化財に指定されています。現在は博物館として一般公開されており内覧できます。仕事、プライベートに関わらず、地方に出向いた時には、その地域の歴史的建造物や史跡等に出向くのが好きで方々行きますが、この「成巽閣」は他のそれとは少し違った感覚、感動を覚えました。太い木造の柱を軸にして組まれた建物そのものの佇まい、重厚感、匂い、色、かすかな床のたわみ・きしみ具合、風の流れ等が五感にすごく心地良く響いたのです。それは住居だったということもあり、城や大社、寺院等にいる時の空気感とは全く異なる感覚です。人が家(住まい)を大切に、そして穏やかに暮らしていたその安ど感が「成巽閣」から伝わってくるのです。それは何とも懐かしいような不思議な感覚です。人が暮らす上での心地良い家というのは、本来このような佇まい、空間なんだろうなと思いました。心地良さというのは当然人によって異なりますが、やはり「木」をふんだんに活用した住居というのは、人の心を穏やかにしてくれるのではないかと思います。でもそれは、ただ量を使えば良いというのでは無く、使い方が大切なのだと思います。贅沢で難しいことなのかもしれませんが、人の五感に通じる使い方ができれば、もっと木の価値も高まっていくのではないかと思います。これからの未来に向けた人の五感に通じる木の使い方というのはいったいどういうものなのでしょう?

それこそ、それを創造することができる技能者の発掘と育成、活躍する場こそが必要なのだと思います。それはすごくニッチな世界なのかもしれませんが、ニッチな世界・人こそが、これからのマーケットを創り、繋ぎ、そしてまた文化や技能を次の形へと継承していくのだと思います。

さて、自分には何が出来るのだろうか・・・・。
これから応えを見つけていきたいと思います。
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