寄り合いひろば

森林と里山の保全・有効活用を本気で考えるブログ
S.P.FARMが提供する当ブログは、 森林を取り巻くさまざまな立場の方々とつながり、森林と里山の保全・有効活用を実現する「寄り合い」の場です。
S.P.FARMは 都市と農村、企業と森林をつなぎ、新しい “森林活用のかたち”をご提案することで、 日本の森林・里山を有効的に活用する新しい社会システムの構築をめざします。
  「企業との連携による森林再生・活用プロジェクト構想」http://www.sp-farm.com/moriduku.html(S.P.FARMのHP内)も是非ご覧ください。
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木工製品にデザイン・クリエイティブ力を
国内の間伐材等を使おうという意識が少しずつ浸透し、今やコンビニや飲食店等の箸などでも多く置かれるようになりました。また、木そのものの質感や機能が見直され、家具や玩具、インテリア小物、床材や化粧材、木製のベンチやガードレールなども各所で見受けられるようになってきました。その中でも、最近目につくのが玩具やインテリア小物、家具などです。ここ数年、それらを取り扱うショップが随分増えたと感じています。しかも、アイデアやバラエティーに富んだ商品が多数並んでいます。ただ、残念なことに、「これいいね」「かっこいい」「おしゃれ〜」と思う商品のほとんどがヨーロッパ産であることです。先般も、とある店に置いてあった木製知育玩具(積み木)のデザインと機能性の素晴らしさに見とれてしまい、どこで作っているのだろうと外箱を見たらスウェーデン産でした。以前、国内のある林業事業体に伺った際に同じような知育玩具(積み木)を製造、販売していたのですが、失礼ながら全くそのものとは別物です。

樹種も異なりますが、圧倒的に違うと思ったのが知育玩具という目的をしっかりと捉えた機能性とデザイン性です。機能とデザインが完璧に融合しているのです。勿論、スウェーデン産のものは専門のデザイナーと職人が手掛けていることもあり価格もそれなりにします。それでも、マーケティングの観点から見ると、軍配は明らかにスウェーデン産のものに上がります。国産材を使おう、間伐材を使おうと掛け声が大きくなることはとても良いことだと思っています。ただ、何でも良いから作ればいいというのでは使われませんし売れません。国内の多くの木製小物やインテリアに欠けているのがこの機能性とデザイン性だと思います。江戸時代から昭和初期まで、多くの道具が木製だった時代は機能性とデザイン性に富んだものが多くありましたが、残念ながらそのようなものを創(作)る技術がどんどん失われてしまいました。でも、優秀なデザイナーやクリエーターは日本にはたくさんいます。そのような方々にぜひ木に関心をもってもらい、山側の方々とどんどんタイアップして魅力ある製品をつくっていただきたいものです。それには、山側の方々の意識を変えるのも重要だと思っています。

全ての方々とは言いませんが、木を単なる材としてしか見ず、今ある技術で作れるものだけをつくって売れる、売れない、買い手が見つからない。手間ばかりかかって利益が出ない、だから作る意味が無いというような考えから脱却してもらうことが大切なのです。そういう意味では、山側と都市を繋ぐという仕事を行っている我々のような者が、あらたな人と人、素材と才能の繋ぎ役、さらにはマーケティングアドバイザーとして、一歩踏み込んで行く必要があると思っています。

これからも当面、山村地域を訪れる機会があると思いますので、その地域の良い素材や眠る宝物を探しつつ、橋渡しをしていきたいと考えています。
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