寄り合いひろば

森林と里山の保全・有効活用を本気で考えるブログ
S.P.FARMが提供する当ブログは、 森林を取り巻くさまざまな立場の方々とつながり、森林と里山の保全・有効活用を実現する「寄り合い」の場です。
S.P.FARMは 都市と農村、企業と森林をつなぎ、新しい “森林活用のかたち”をご提案することで、 日本の森林・里山を有効的に活用する新しい社会システムの構築をめざします。
  「企業との連携による森林再生・活用プロジェクト構想」http://www.sp-farm.com/moriduku.html(S.P.FARMのHP内)も是非ご覧ください。
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色彩々
地域差はあるものの、11月から12月初旬はほぼ全国的に紅葉の季節になります。春から夏にかけては緑一色の木々たちも、この季節になると様々な色に変化します。はっきりと何色と言えないくらい無数の色で彩られます。同じ大地に根をはり、同じ空気を吸い、同じ枝につく葉であっても様々な個性を見せてくれます。この美しさを前にすると、自然がおりなす技というものにただただ感動するばかりです。私はここ数年この時期になると、人もこれだけ個性的に彩れたらどんなに幸福だろうなと思うようになりました。日本の現社会の中では、経済的な豊かさを追求するばかりに損得や勝ち負けで評価する価値観が植え付けられ、誰かが引いた線路の上を上手に走ることが善しとされ、個性的に生きること、個性的な色に染まることは善しとしない、そんな世の中になってしまったように感じます。極端な言い方をすれば、人間の社会から色がどんどん無くなり、モノトーンの世界、つまりは白か黒、そしてその間にある微妙に濃淡の違うグレー、それくらいの色の違いしかない無数の人々が、群や列になって無数に並び、一定の法則で動いているだけの社会になってしまったように感じるのです。

「だったらそれでいいじゃないですか。無理して個性的な色に染まる必要があるのですか?疲れるだけじゃないですか。」なんて思われる方々もいるかもしれません。私は、個性がなければ、個性と個性が直に本気でぶつかり合わなければ新しい発見や感動は生まれてこないと思っています。技術やサービス、制度などもしかりです。技術大国日本が危ぶまれている要因もここになるのかもしれません。何より、自分色が無い、社会の中に色が無いなんて寂しいではないですか。

学校教育や社会・企業教育、制度の中でもっと個性を引き出す、様々な色であって良い、むしろ自分色に染まることを善しとする考え方や価値観を植え付けていく必要があります。
そして、様々な色に染まった人たちが互いに認め合い、それぞれの役割を果たしながら一緒に社会や経済を支えていく、そこにこれからの豊さがあるのではないでしょうか。

私たち日本人は、千年をも越える昔から彩々とした紅葉、そして自然を美しく思い、そこに包まれることに幸福を感じ、またそこに身を置きながら生きてきたわけですから、きっとできるはずです。
| spfarm | - | 17:52 | comments(0) | - | - | - |









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